肥満の原因は、消費エネルギーよりも摂取エネルギーが多すぎることで、つまりは食べ過ぎと運動不足の習慣化です。また、基礎代謝は年齢を重ねるごとに低下するので、若い頃と同じだけ食べていれば、それだけエネルギーは使われずに脂肪となって体に蓄積されてしまいます。
健康的なダイエットの基本は、1日3食とって、まず規則正しい食生活と生活のリズムを取り戻すことです。理想は活動レベルに応じて、1日の摂取カロリーを決め余分な食べ物はとらないことですが、腹八分目を目安にすると良いでしょう。
当初は小腹がすくので、そんな時は水をゆっくり飲んでちょっと我慢するようにしましょう。昼食や夕食の30分くらい前にコップ1杯の水を飲んでおくのも、食事量を抑えるのに効果的です。おやつは甘いものやカロリーの高いお菓子は少々にするか、できれば小さなリンゴやミカン1個程度に抑えたいものです。
また、リバウンドの少ないダイエットを考えると、やはり運動は欠かせません。ただし、なかなか運動できない人が太るという事実もありますので、運動そのものを大げさに考えないようにすることも大切でしょう。まずは気づいた時に背筋を正す、肩を回す、腰を回す、胸を開く、首を回す、スクワットする…などをできるように習慣づけ、なるべく歩くようにする(早歩きの方が効果的)などの心構えをつけるだけでも、結果は違ってくるはずです。 |